空きペットボトルで簡単設置!熊忌避剤『熊をぼる1,000mL』 活用マニュアル
- dennouassist
- 4 日前
- 読了時間: 4分
たった1本の空きペットボトルが、熊を遠ざける最強の味方に!
「デントコーンの熊対策で圃場へ行った際に足元を見ると、全身が凍るような恐怖を覚えた」――これは数年前、私自身が経験した本当の出来事です。

熊の被害は年々深刻化しており、里山やキャンプ場、農作業中の現場でも“遭遇リスク”は決して他人事ではありません。
長年、農業支援や獣害対策に携わってきた中で、「簡単で、誰でもすぐに始められる熊対策」の重要性を痛感してきました。
よくある失敗として、「何を設置したらいいか分からない」「設置が面倒で結局何もしていない」といった声を多く聞きます。
そこで今回は、熊忌避剤『熊をぼる』の小分け活用法をご紹介。空きペットボトル1本で始められる、とても手軽な方法です。
✅アドバイスその1 – まずは「現地を歩く」

広範囲に及ぶ敷地の状況や地理。どこから熊が出入りしそうかを「事前に把握」することが最も重要です。また、この際 「風の向き」も確認する必要があります。
可能であれば、地元の役所の鳥獣害対策の担当者や猟友会(猟銃会)の方々と一緒に、複数人で現地を確認しましょう。
熊の痕跡や通り道、食べ物のにおいが届きやすい場所を把握せずに、なんとなく怖いからここに設置しておこうとすると、的外れな場所になり、忌避効果が薄れてしまいます。
✅アドバイスその2 – 「風を読む・土地を知る」

熊の嗅覚は人間の2,000倍、犬の6〜8倍とも言われています。そのためにおいによる対策が非常に効果的です。
『熊をぼる』は木酢液と激辛唐辛子「ジョロキア」を使用しており、木酢液は木炭を作る際に生まれる強烈な匂いで、山火事を連想させ、ジョロキアのカプサイシンは、刺激臭で体に危険を感じさせる効果があると考えられています。
ただし、これは直接熊にかけるものではなく、「風に乗せて匂いを届ける」ことで熊を遠ざける忌避剤です。
ちょうど、夕飯時にご近所から漂ってくる美味しそうな匂いのように、どこに置けば熊にとって「近づきたくない空間」になるのか、風向きや地形を考慮して設置することがポイントです。
✅アドバイスその3 – 「複数のポイントへ設置する」
熊をぼるは、基本10m間隔で設置し、境界エリアとします。
風の流れも考慮して施工するのが有効です。
1箇所だけでは、風向きや地形の関係で忌避効果が届かない場合があります。人が立ち入らない範囲・熊が通りそうな経路に沿って、数カ所に小分け設置することで、より広範囲に臭気を届けられます。
また、ペットボトルで設置する際は、中身がこぼれないように安定した場所に固定する工夫も忘れずに。
✅アドバイスその4 – 「空ペットボトル準備」
施工エリアを確認してきたら、それを元に必要なペットボトルを準備します。
ペットボトル上半分にマジックでU字を書いて、カッターでカットし、その部分をハの字に傘を広げます。
下図は「熊をぼる 吊り下げ用 300mL」の開封から設置事例

基本的には、下図の10m間隔設置です。アドバイスその3記載のように風を見て設置するのも有効です。

✅アドバイスその5 – 「定期的にメンテナンスを」
自然素材の熊忌避剤は、時間の経過とともに揮発して効果が薄れます。
天候によっても消耗スピードが変わるため、最低でも1〜2週間に1度は確認・補充を行いましょう。
特に雨天後や強風後は要注意です。
まとめ:簡単な準備が、大きな安心につながる
「熊が出るかもしれない」と不安を抱えるより、たった1本の空きペットボトルで始められる熊対策をぜひ取り入れてください。
『熊をぼる』を正しく使えば、自然との共存を守りつつ、人の安全も確保できます。次回は実際の設置例や、ユーザーの声もご紹介予定ですのでお楽しみに!
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